VTuber(バーチャルYouTuber)は、その個性的なキャラクターと魅力的なコンテンツで、YouTube上で爆発的な人気を集めています。数多くのVTuberが様々なコンテンツを提供し、視聴者を魅了していますが、中には特に多くの登録者を獲得したVTuberも存在します。登録者数だけが人気を表す数値とは限りませんが、ここでは、現在のVTuberチャンネル登録者数ランキングを10位から1位まで紹介します。
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- VTuberのチャンネル登録者ランキング
- 10位 星街すいせい(Suisei Channel) 200万人
- 9位 戌神ころね(Korone Ch. 戌神ころね) 204万人
- 8位 こぼ・かなえる(Kobo Kanaeru Ch. hololive-ID) 219万人
- 7位 白上フブキ(フブキCh。白上フブキ) 222万人
- 6位 filan(filian) 223万人
- 5位 森カリオペ(Mori Calliope Ch. hololive-EN) 230万人
- 4位 兎田ぺこら(Pekora Ch. 兎田ぺこら) 232万人
- 3位 宝鍾マリン(Marine Ch. 宝鐘マリン) 275万人
- 2位 キズナアイ(A.I.Channel ) 301万人
- 1位 がうるぐら(Gawr Gura Ch. hololive-EN) 440万人
- まとめ
VTuberのチャンネル登録者ランキング
10位 星街すいせい(Suisei Channel) 200万人
星街 すいせいは、日本のバーチャルYouTuberおよびバーチャルアイドルで、所属事務所はホロライブプロダクションです。また、彼女はMidnight Grand Orchestraのメンバーとしてもトイズファクトリーに所属しています。ファンからは愛称の「すいちゃん」で親しまれており、彼女の目標は日本武道館でのライブ開催です。
星街すいせいは、歌手活動やゲーム実況などのライブ配信の他に、イラストや動画の制作なども行っています。ファンの呼び名は、2019年5月19日までは「こめとも」でしたが、以降は「星詠み(ほしよみ)」と呼ばれています。
彼女は「個人勢」としてフリーランスで活動を開始し、アイコンやロゴ、キャラクターデザイン、Live2Dの設定、動画の編集など、すべてを自身で手がけていました。その後、2019年にはホロライブプロダクション内に新たに設立された音楽活動に特化したレーベル「イノナカミュージック」への所属が決定しました。しかし、同年12月1日には星街すいせいのサポートを強化するため、彼女はイノナカミュージックから女性バーチャルYouTuberグループ「ホロライブ」へ転籍することが発表されました。この転籍に伴い、彼女を支えるデザイナーが手島nariに、Live2Dモデルの制作がrariemonnにそれぞれ変更となりました。
さらに、2023年にはVTuberとして史上初めてTHE FIRST TAKEに出演し、プレミア公開の同時視聴者数は同チャンネル史上最大となる約15万9500人を記録しました。
9位 戌神ころね(Korone Ch. 戌神ころね) 204万人
「戌神 ころね」は、日本のバーチャルYouTuberで、所属事務所はホロライブプロダクションです。
彼女のキャラクターデザインはイラストレーターのフカヒレによるもので、Live2Dモデルはrariemonn、3Dモデルはぽんぷ長が担当しました。彼女のファンは「ころねすきー」や「ごまキング」と呼ばれており、一般の視聴者には「リスナーさん」と呼んでいます。戌神ころね自身を「バーチャル犬人間」と称しています。
彼女の一人称は「ころね(こぉね)」で、挨拶の代表的な言葉は「ぉぁょ〜!ゆびゆび〜」です。戌神ころねの方言の訛りは非常に強く、この独自のアクセントはホロライブのメンバーやファンによってよくネタにされています。
彼女は主にゲーム実況を中心に活動しており、ユニット「ホロライブゲーマーズ」のメンバーでもあります。新作ゲームだけでなく、レトロゲームや「摩訶摩訶」なども好んでプレイします。特に「ドラゴンズレア」の実況配信では、19時間以上にわたる耐久生配信を行うなど、ホロライブのメンバーの中でも耐久配信が多い方です。
また、彼女は「おかころ」として知られる猫又おかゆと同じくゲーマーズに所属し、ゲーマーズに加入する前からの長い付き合いで、非常に仲が良いです。
8位 こぼ・かなえる(Kobo Kanaeru Ch. hololive-ID) 219万人
「こぼ・かなえる」は、HololiveID(ホロライブインドネシア)のメンバーで、3期生に当たります。彼女のキャラクターデザインはぽんかん⑧氏によって手がけられました。
2022年7月10日に、YouTubeの登録者数が100万人に達し、その記録は驚異的なものでした。デビューからわずか105日での達成で、ホロライブ内ではがうる・ぐらに次ぐ2位、さらにVTuber全体でも3位の速さで100万人を突破しました。
そして、2023年4月20日には、YouTubeの登録者数が200万人を突破。これはホロライブインドネシアのメンバーとしては初めての200万人達成者として歴史に名を刻みました。さらに、この記録の達成までの日数も389日という驚異的な速さで、VTuber全体でも2位に輝いています。
彼女はインドネシア語をはじめ、英語、中国語(ある程度の会話が可能)、そして日本語を扱えます。プログラミングの言語であるHTML、CSS、JavaScriptも書くことができ、初めての配信では企業のウェブサイト風の自己紹介を自力で作成しました。また、歌唱の他に楽器演奏や作詞作曲など、シンガーソングライターとしてのスキルも兼ね備えています。デビューに際してオリジナル曲も披露し、その多才さを示しました。
視聴者からは「Kobokan」(こぼかん)というニックネームで愛されており、この名前は彼女自身が拒否していたものの、ファンの熱烈な要望に応えて最終的に受け入れられ、ニックネームの投票で1位に輝く結果となりました。」
7位 白上フブキ(フブキCh。白上フブキ) 222万人
「白上 フブキ」は、日本のバーチャルYouTuberであり、バーチャルアイドルでもあります。彼女はホロライブプロダクションに所属しています。
2018年6月からは、YouTubeとbilibiliでほぼ毎日のように生配信を行っており、また、動画の投稿、歌手活動、国内外のイベント出演など多岐にわたる活動を行っています。
彼女の生配信は、主にゲーム実況が中心であり、他にも雑談、お絵かき、歌枠、台詞枠など多彩なコンテンツがあります。ゲーム実況では、幅広いジャンルのゲームを取り扱っており、白上が面白いと感じるコンテンツなら何でも挑戦します。歌枠では、アニメソングやボーカロイド曲などをカラオケ音源に合わせて歌いますが、彼女自身は歌が得意ではないと述べており、歌枠のアーカイブは基本的に限定公開となっています。
動画投稿では、楽曲のカバーである「歌ってみた」動画や、自身の生配信アーカイブからトリミングした動画、短い英語のアカペラ動画などを公開しています。特に、スキャットマン・ジョンの「スキャットマン」を歌った「Im. Scatman」というアカペラ動画は、日本国内外で高い評価を受け、バーチャルYouTuberが投稿した動画の中でも高い評価を獲得しました。
白上のファンの中では、英語圏の一部のファンから「Wife(嫁)」と呼ばれた際に、彼女が「Friends(友達)」と返したエピソードが広まり、英語圏のファンから「Friend」という愛称で呼ばれています。
6位 filan(filian) 223万人
「filian(フィリアン)」は、主にTwitchを活動の拠点とし、その後2021年7月19日にYouTube公式チャンネルも開設しました。
filian(フィリアン)は、2022年9月28日にYouTube公式チャンネルの登録者数が100万人を突破しました。この記録はVTuber全体では史上45人目の快挙であり、さらに事務所やグループに所属していない個人のVTuberとしては7人目に位置づけられます(この中には卒業、引退、休止中のタレントも含まれています)。
5位 森カリオペ(Mori Calliope Ch. hololive-EN) 230万人
「森 カリオペ」は、バーチャルYouTuberであり、またラッパーでもある個性的な存在です。彼女はホロライブプロダクションに所属しており、同事務所の女性バーチャルYouTuberグループである「ホロライブEnglish」の初期メンバーで、そのグループは「Myth(神話)」と名付けられました。彼女は所属レーベルとしてEMI Records(ユニバーサル ミュージック)に在籍しており、愛称として「カリ」と親しまれています。デザインはゆきさめが担当しました。
カリオペの最も特徴的な点は、大人びた声であることです。彼女のコンテンツは主にゲーム実況がメインですが、同時にラッパーとしても高いスキルを持っており、彼女の歌唱は視聴者にとって非常に人気のあるコンテンツとなっています。
ホロライブEnglishには小鳥遊キアラというメンバーも在籍しており、彼女とカリオペは喧嘩仲間として知られています。しかし、喧嘩をしつつも、彼女たちは実際には仲が非常に良く、そのツンデレな関係性はファンから大いに愛されています。彼女たちの関係性はファンの間で「#TAKAMORI(タカモリ)」というハッシュタグまで生まれるほどです。
4位 兎田ぺこら(Pekora Ch. 兎田ぺこら) 232万人
「兎田ぺこら」は、日本のバーチャルYouTuberであり、バーチャルアイドルでもあります。所属事務所はホロライブプロダクションで、彼女は愛称として「ぺこーら」と親しまれています。
彼女はもともとアイドルが大好きで、特にBerryz工房の嗣永桃子さんのファンでした。自身がどんなときでも音楽や映像から元気をもらっていたことから、他の人にも元気を与える存在になりたいという思いを抱きVTuberとしての活動を始めました。
ぺこらの配信内容は多岐にわたり、ゲーム実況、歌、雑談などがその中に含まれています。彼女は視聴者のコメントを積極的に受け取り、アットホームな雰囲気でコミュニケーションをとる姿勢が評価されています。視聴者や共演者からいじられることもあり、その姿が「ぺこ虐」として楽しまれています。
独特な話し方で、語尾や文中に「ぺこ」と付けることが特徴的です。彼女の笑い声も彼女自身を特徴づけています。配信中はおおよそおしゃべりで、視聴者のコメントに強気な反応を返し、コメントと楽しいやり取りをすることもあります。しかし、オフコラボでは自身の配信とは異なり、比較的落ち着いた態度を見せ、ネット上での活動とは異なる一面も持っています。同期の宝鐘マリンからは、配信では芸人のように陽気なコミュニケーションをとりつつも、プライベートでは穏やかで優しい性格と評されています。
3位 宝鍾マリン(Marine Ch. 宝鐘マリン) 275万人
「宝鐘 マリン」は、日本のバーチャルYouTuberであり、バーチャルアイドルでもあります。彼女はホロライブプロダクションに所属しています。
彼女の配信コンテンツは多岐にわたり、イラスト制作、ゲーム実況、歌ってみたなどがその中に含まれています。彼女のトークはテンポが良く、多彩な話題を持ち、視聴者のコメントに応じてトークを展開させるなど、視聴者を飽きさせない工夫が凝らされています。
また、宝鐘マリンはイラスト制作が得意であり、プロのイラストレーターとの共同お絵かき配信を行ったり、Twitterで自身の絵を公開したりしています。彼女はお姉さん風のキャラクターとして振る舞い、小悪魔的な誘惑が設定として取り入れられています。そのため、大人向けの同人誌を閲覧することや、さまざまな画像を検索する瞬間も、率直に配信中に話題に取り上げられています。
2位 キズナアイ(A.I.Channel ) 301万人
「キズナアイ(英: Kizuna AI)」は、Activ8株式会社によって制作され、現在はKizuna AI株式会社に所属する日本のバーチャルYouTuber兼音楽アーティストです。彼女は自身を人工知能(AI)と称しており、バーチャルYouTuber界のパイオニアとして知られています。また、2021年3月30日時点で、登録者数が最も多いバーチャルYouTuberでもありました。
彼女は2022年2月26日にオンラインライブイベント「Kizuna AI The Last Live “hello, world 2022”」をもって活動休止状態に入りました。
キズナアイは、VTuber文化の先駆けとして知られ、その独自のキャラクターで多くのファンを魅了しています。彼女の成功がVTuberの人気を牽引しました。
1位 がうるぐら(Gawr Gura Ch. hololive-EN) 440万人
「がうる・ぐら(英語: Gawr Gura)」は、バーチャルYouTuberの一員で、ゲーム実況を中心に活動しています。彼女は「ホロライブプロダクション」という所属事務所に所属しており、同事務所内の英語圏で活動する部門「ホロライブEnglish」の初期メンバーとして知られています。
彼女は日本では愛称として「サメちゃん」と親しまれており、その愛らしい外見やキャラクターから多くのファンに支持されています。がうる・ぐらのデザインは、甘城なつきによって手がけられました。また、彼女の名前は2020年にはネット流行語100に選出されるなど、その存在感が広く認知されています。
まとめ
これはあくまで一部の例であり、VTuberコミュニティにはさまざまな魅力的なクリエイターが存在しています。登録者数だけでなく、各VTuberの独自のコンテンツや魅力を探求することで、新たなお気に入りのVTuberを見つける楽しみもあります。VTuberの世界はますます多様化し、成長を続けており、今後もさまざまな新しい才能が登場することでしょう。
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